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Total Flight Operation System Study Group
航空運航システム研究会
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TFOSとは

航空運航システム研究会(TFOS.SG※)は、官民を問わず航空に関心のある学識経験者や技術者、パイロットらで組織する民間研究団体です。研究会は、航空機の運航を業際的な面と学際的な面から総合的に調査研究し、航空を通じて社会の安全と健全な発展に寄与することを目的として活動しています。研究成果を発表する場として、年2回、夏と冬に研究発表会を開催しております。

 ※TFOS.SGは、Total Flight Operation System Study Groupの略称です。

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TFOSの歴史(はじめに)

航空運航システム研究会(TFOS・SG)は航空の安全を学際的業際的に研究することを目的にして発足したのが1981年である。当時明治維新前夜のような熱気と希望に満ちた若者たちが集まり、夜のふけるのも忘れて活動のあり方を議論し、研究会の名称を模索してから既に20年以上が経過した。
当時の若者たちの多くは、定年を迎えたり転身したりして世のため人のために活躍を続けている。また、発足当時の経緯を知らない次世代を担う若い人々も各部会の活動に積極的に参画し新しい風を吹き込んでいることは実に喜ばしい限りである。
この機会に20年余りの歴史を振り返り、今をしっかりと見つめ、明日への夢を改めて描くことは大変意義深いことと考えている。

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TFOSの歴史(黎明期)

TFOS・SGは、当時航空自衛隊航空医学実験隊の隊長であった黒田勲医学博士が、米国航空宇宙医学会から「緊急時における音声の変容」という論文で、由緒あるレイモンド・F・ロングエークル賞を、テキサス州、サンアントニオの年次大会で受賞した。その受賞祝賀会の開催を契機として発足した。
この頃、祝賀会の準備に奔走していた、防衛庁の現役組の鈴木昭雄や武石栄三、運輸省では武藤忠雄を中心とする管制関係者、大学関係では駒沢大学関口雅夫教授一門、法曹界では松岡浩弁護士をはじめ松本成一弁護士ら、そして航空界からは園山鋭一機長をはじめ長野英麿機長、井上直哉機長らが発起人として名を連ねた。
また、準備には石橋明機長、松本健一、池田良彦、中辻吉郎管制官、宮入文悦医師、田中一男機長、利渉弘章、菅原淳、矢野正昭らが奔走した。
そして、「航空機の運航を総合的かつ学際的に調査研究し、以って航空の安全と健全な発展に寄与すること」という活動目的を掲げたTFOS・SGが1982 年3月1日に誕生した。実に、「官、民、産、学」から代表的な活動家が任意に集まった理想的な研究会が、夫々の分野で潜在的に感じていた必要性を一挙に実現する形で発足したのである。会長には公務退官後の黒田勲博士が就任した。
第1回目の年次シンポジウムが虎ノ門国立教育会館において「TFOS的思考の必要性について」と題して1982年6月19日に開催され、「技術革新と人間」をTFOS研究会の永遠のテーマとして満場一致で採択し、閉会した。

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TFOSの歴史(成長期)

発足とともに、TFOS・SGは活性化を続け、第2回、3回と年次シンポジウムを盛会に開催した。1984年春、一泊の遠征理事会が当時の松本健一事務局長によって企画され、それまでの活動の総括とその後の活動の展開要領について時間を掛けて討論された。ここでは、「TFOSジャーナルの発刊」が決定され、第4回の年次シンポジウム開催と同時に1984年11月17日に「TFOSジャーナル第1号」が発行された。この時点では、会員数は128名に達した。
この頃に、毎月の理事会開催、毎年6月と9月に研究会、11月に年次シンポジウム開催という年間の活動形態ができあがって今日に至っている。これも、理事会あるいは研究会、シンポジウムなどの開催場所をご提供くださった関係者各位のご好意のおかげである。
1991年6月22日、創立10周年記念総会が開催され、新しいTFOSロゴが制定された。これは徳島県在住のデザイナー多田浩氏によるもので、本研究会の研究テーマである「技術革新、人間、航空」を表し、人間若しくは生命を意味する不思議な目玉(TFOS Eye)が、技術の進歩と航空システム全般を見据えて「航空の安全と健全な発展」の願いを込めている、といわれる。

TFOS-logo-s.jpg

その年の11月30日、10周年記念シンポジウムが駒沢大学大講堂で盛大に開催された。午前中は、我が黒田会長の基調講演と武田峻氏による記念講演が行われ、午後は4部会によるパネルディスカッションが行われた。終了後は同大学会館において、記念パーティが開催された。1992年1月付けのTFOSジャーナル10周年記念号も同日発行された。会員数は169名、協賛企業39社に達した。

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TFOSの歴史(発展期)

1990年3月11日に開催された3月度理事会において、研究活動は、自動化、教育訓練、環境、リスクマネジメントの4部会に分かれてより専門性を深めた研究を展開していくことが決定された。各部会はそれぞれ研究テーマを掲げて、共通テーマである「技術革新と人間」へアブローチしていった。
これらの研究会は、オープンなもので、会員で希望する者はどの部会へも出席可能である。毎年行われてきた6月と9月の研究会発表を目指して、各部会は熱心に研究活動を展開した。11月のシンポジウムでも、外部から講師をお招きする他各研究会からの発表も盛り込んで盛大に行われるようになった。
部会単位の活動が定着するにともない、理事会レベルの活動に余裕が出てきたため、理事の部外研修が企画されるようになった。海、空自衛隊施設の訪問をはじめ、民間航空の訓練施設なども訪れて、幹部との懇談会をもった。

2000年代になると、技術革新もめざましい勢いで進み、TFOSのテーマとしては「21世紀の安全文化について」や「航空100年、過去・現在・未来」など、これまでの安全に対する取り組みとその成果に対する反省、そして今後の安全に対する模索などの問題意識の下で研究会の在り方に対する検討が行われることとなった。

TFOSが2000年代の最初の10年で取り組んできたテーマは1990年代と比較すると明らかに変化が見られた。事故から学ぶ安全への取り組みも、技術の側面、制度の制度、そして被害者感情も考慮した人間の側面を考慮しより多面的に検討された。会の目的もより発展的に拡大し、航空機の運航を業際的な面と学際的な面から総合的に調査研究し、航空を通じて「社会の安全と健全な発展に寄与する」こととなった。

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TFOS成熟期とTFOSの近未来に向けて

2009年に黒田勲会長が逝去され、池田良彦 東海大学教授が会長に就任した。2012年には部会構成を、時代の変化にともない「航空システム部会」「自動化部会」「リスク部会」「事故調査部会」の四部会にあらため、発展的に研究活動を継続している。
TFOS研究会の30年間の実績は、社会的にも認知されつつある。研究成果をシンポジウムやジャーナルの形で世に問うてきたことの意義は深大である。研究成果は社会に役立って初めて活きてくるからである。
これからも、池田会長のもとで若い力を取り入れて益々研究活動を活性化させ、出版活動なども含めたあらゆる手段で研究成果を世に問い、社会安全に貢献できるTFOS・SGでありたいと願っている次第である。

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事務局

TFOSの事務局は、日本ヒューマンファクター研究所内(東京都港区西新橋3丁目4番地8号MTビル202)とします。

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